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展覧会をみた 9
伊丹市立美術館で「熊谷守一展」をみた。
http://www.artmuseum-itami.jp/2012_H24/12kumagai.html

熊谷守一の作品をこんなにじっくり観たのは初めてだ。
学生の頃から晩年までの作品が展示されている。
順に観ながら、絵を描くことは自分の気持ちを描くことなのだと改めて思った。
絵(彫刻も)は自分の気持ちを自分でみる為の方法だ。

赤い輪郭線と平明明瞭な色彩による作風はモリカズ様式と呼ばれている。
しかし彼にとってその様式化が目的ではないことは明らかだ。
自分の見たいものはこれで充分なんだという判断がたまたま様式になっているのだ。

四号のサイズで充分なんだという言い切りもカッコいい。
外へ写生に持って行くのに便利だからというニヒルな言葉が残されている。
しかし自分にとってのリアルサイズを決定するのにどれほど悩んだのだろうか計り知れない。

展覧会では墨絵や書も展示されている。
書が興味深かった。
自分に置き換えて考えるのおこがましいが、何か文字を書こうとすると例え一文字であろうと文字には意味があり何らかのメッセージを発するという緊張感がある。
そのためちょっと構えたりする。
守一さんは油絵を描くとき同じような緊張感を持ったのではないだろうか。
ただしこの緊張感は堅苦しいとか余裕が無いといったモノではない。
お茶のお点前のときの「居前を正す」ことに似ていると思う。
自由に筆を動かすために必要な心構えなのだと思う。
だからクラゲのように肩の力を抜いているよう見えるのだ。

それにしてもなぜ自分の気持ちを観る必要があるのだろうか。
その理由は分からない。
自分というものが一番興味深いからか?
面白いからか?
ごく自然にしていることに理由を求める必要があるのか?

1953(昭和28)年の『風景』と1960(昭和35)『稚魚群群遊図』が好きだった。
絵画の展覧会では額縁を観るのも面白い。
やたらゴージャスなものやエッ?と思うようなものなど様々だ。
1953(昭和28)年の『風景』と学生時代の作品が入っている東京藝大の黒くてシンプルな額縁がとても印象的だった。

ところで「男前列伝 熊谷守一」(一昨年に放映された)を思い出しながら作品を観た。

# by gankanoniwa | 2012-05-21 17:39 | 展覧会をみた | Trackback | Comments(0)
小屋好き 7
スーパーへ行く時にはこう見える。
というのは後に説明するがこの小屋の敷地は変形なのだ。



近づくとなかなか堂々とした構えの小屋だ。
屋根は片流れ方式だ。


扉は木製ではあるが錆止めペイント風の色彩が施され壁の色と微妙に調和している。


ところが横手に回るとこの小屋の敷地がいかに変形なのかよく分かる。
電線も引かれメーターも設置されている。
窓が無いため照明が完備されているに違いない。
何かしら作業用機械などの電源だと思われる。
変形の敷地に建つ小屋は数多くあるがこの小屋の敷地に対する変形具合は珍しいのではないだろうか。


裏手からからはこのように見える。
左端に写っているのがこの小屋だ。
牛尾山に気を取られ何の変哲も無い小屋に見える。
しかしこの敷地を目一杯いかした建て方は実に見事だと思う。
オーナーの愛情が感じられる小屋だ。
# by gankanoniwa | 2012-05-17 11:44 | 小屋好き | Trackback | Comments(0)
小屋好き6
2月24日にアップした小屋のその後。

今日その小屋横を通った。
小屋内から生えている樹が芽吹き葉がモリモリになっていた。
2月に予想した通り小屋があたかも花器か鉢のように見える。
樹種はいまだ不明だ。

今日は使用中らしく戸が開いており畦などを形成するためとおぼしき各種ツールが見えていた。

牛尾山遠景もやや霞んで春らしい。

この小屋は、224号と名付けこれからも注目して行きたい。






# by gankanoniwa | 2012-05-06 16:56 | 小屋好き | Trackback | Comments(0)
drawings(17)
(16)に続き1冊目のノートのあと9枚をアップする。

タイトル「GREEN PLANT 植物の概念図」のとおり植物の形状をリアルに描くのではない。
例えば頭上に覆いかぶさる樹木の印象。
人体のある部分のアウトラインを幹や枝のカーヴに見立てるなどだ。
イメージのもとになっているのは生家の建物やその庭。庭の植物などだ。
当時住んでいた周辺の地形、樹木、散歩した道からもイメージを得ていた。










# by gankanoniwa | 2012-04-30 17:41 | drawings | Trackback | Comments(0)
drawings(16)
1984年に描いたドローイング。

色鉛筆、鉛筆、ボールペンでノートに描いている。
記憶では3冊あったはずだが手元に2冊ある。

1冊目からアップする。
表紙に 84 6 裏表紙の裏に「GREEN PLANT 植物の概念図」とメモがある。
この頃すでに植物の形態はモティーフとして現れていたが、
みどり色の印象を形にした最初の作品だと記憶している。

ノートは20枚綴りだが一気に描いたことを覚えている。
イメージやモティーフのプロトタイプはこの頃から現れているようだ。



裏表紙のウラ


表紙に書かれた年号。


こんなノート。


1枚目から12枚目まで。












# by gankanoniwa | 2012-04-29 16:09 | drawings | Trackback | Comments(0)


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